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2005.11.22

まだまだだった

お世話になっている先生から、今度弾く予定だったアンサンブルが延びそうだと電話をもらった。ついでにこの間の五嶋みどりの話も。先生は前日にプロコフィエフのコンチェルトを聴いたとかで、本当にいい演奏ね、と。先生は大家でもよくヒドイ評価をしてるけど、五嶋みどりは割とお気に入りみたい。

細かい印象については、割と僕と同じことを言っていて、少し近い感覚がついたかと思うと嬉しい。昔は悲しくなるくらい感覚のズレを感じたものだったのに。この先生との話は、高度な視点からの意見を聞いて音楽について考える大事な機会であり、自分の音楽的成長の指標でもある。

が、この間の公演については、バイエルンも素晴らしかったでしょ、とも言われてしまった。さすがに「マイスタのずれっぷりにはビビりました」とは言えず、さりとて「ホントにそうですよね先生」とゴマをする立場でもなく、「僕の耳では多少イマイチに思われるところもあるように感じなくもありません」みたいな意味のわからん答えをしてしまったり。

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2005.11.21

五嶋みどり&バイエルン放送響

最近は急に忙しくなって、今日は一ヶ月ぶりのコンサート(前回は一つ前の投稿)。演奏は五嶋みどり&バイエルン放送響。プログラムもマイスタ、シベリウスのコンチェルト、ベートーベン7番という楽しげな構成。僕はこのヴァイオリニストは大好きだし、バイエルンも近年随分と良くなったと聞いて(チケットも随分高かったし)、かなり期待していた。

五嶋みどりの演奏は4年ぶりで4回目。今日の演奏はその中でも特に印象に残った。完全にコントロールされた、しかも徹底的な表現で、とにかく明快かつ鮮やか。ひどく悪く言えば機械のようとも言えるけど、この人の技術あってこその音楽であり、冒頭や2楽章の弱音、終盤の盛り上がりは特に感動的。あまりの曖昧さのなさが努力家の面も感じさせて、努力の結果としてこの領域まで辿り着いたのかと思うと神々しくすら見えてくる。
でも、前に聞いた小栗まち絵のように、しみじみと「あ~、いい音楽だなあ」と心に沁みるタイプの音楽ではないという意味では、もっと変わっていく余地はあるのかもしれない。

オケのほうはといえば一曲目のマイスタは酔いそうな程のズレっぷり。ベートーベンはそれに比べてだいぶ良かったけど、超一流という感じはしなかった。席が前のほうで、音がキシキシと聞こえて、期待と違うように思ったのか。もう一度聞いてみなくてはと思う一方、今日の値段の何割がオケにつけられたのかを考えてしまう。

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